マンションの入り口で、薄茶のランドセルを背負った小学生と一緒になった。エントランスの扉を開けてくれたその子は、私をじっと見て言った。 「どこから来たの?」 私はしばし固まり、なにをどう聞き間違えたのかと、その音を頭の中で反芻した。私は一体ど…
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